ボーダーコリーと今日と言う日 12/03/11(日) 今日が平和で本当に嬉しいです。みんな幸せだと良いなと、本当に思います。 ボーダーコリーと写真の構図 12/03/12(月) 私は構図の中に線を引いて考えてしまうくせがあるので、なかなかその枠を超えられない。 本当は表紙(上)の写真より下の写真の方が気持ちがいい。 平行とかにもこだわってしまう。生物を撮るのにむいてない気がする。 ボーダーコリーと雑なだけだったりして〜 12/03/13(火) 良い天気。最近雨続きだったので、たまった洗濯物を一気にやっつけたら洗濯機の調子が悪い。 脱水にものすごく時間がかかるんだ。排水経路に毛が詰まっているんだろうな。と、予測できるのだけど、そもそも設置の仕方に疑問が多かったんだ。 私は、つぶれたり曲がっていたり、配線がゴチャゴチャしていたり、土台からずれていたり、高さ長さがあっていなかったり、壁と平行でなかったりするのがすごく嫌なのだ。必ず後から面倒なことになるのが目に見えているからだ。(ただしメンテナンスの責任が自分に無い場合は全く全然ちっとも気にならない。) でも、他の人がやったこと、とくにプロの業者さん、お店の人、専門の人がやったことに手を加えるほうがもっと嫌なのだ。だって、そうするのにはなにか私の知らない理由があるからでしょう? ボーダーコリーとちょっと移動しますよ 12/03/19(月) 実は本当によんどころない事情がありまして一週間だけよその子を預かることになりまして。 満10ヶ月のオスの コロ助君 であります。 いやぁ〜小型犬って勉強になるね。 ※断じてボランティアではありませんので問い合わせしないでください。 ※見知らぬボランティア団体様には今後もご協力できません。ジャンバーもフードも買いません。よろしくご了承のほどお願いいたします。 ボーダーコリーと事の顛末 12/03/27(火) ひーすんません!UPしますね☆とか言って一回もあげませんでした。 風邪ひいちゃって寝込んでおりました。 やっと熱が引いたので、とりあえずなにがあったかお話します。 車で30分ほどに住んでらっしゃるコバヤツの親戚さんが急に入院することになりまして、ついては飼い犬を預かることになりました。 今までに交流も無いし、会った事も無いし、一度来て貰ったほうがいいんじゃないかなどと相談してはいたのですがどうにもこうにも話が進まず、何の情報も無いままその犬はやってきました。 『名前はコロ。オス。』もう最初ほんとにこのぐらいしか情報ないの。 コバヤツにしてみたら、引き受けるのだから色々ウダウダ言いたくない。と思ったのかもしれませんが、大事なご家族を預かるのです。ましては相手は言葉が通じない犬。普通さぁモット色々注意を受けておかなきゃいけないんじゃないの!?と、本気でバカを疑いました。 なにぶん急だったこともありますが、狭いケージの中にベットもトイレも一緒になっていて、「この中に入れといてくれたらいいから」と言うことだったようで、もうほんと、しょっぱなから私のやる気はそがれていくわけで。 エサあげて、トイレ変えてくれたら後は無視していい。と言うのならウチでは預かれないよ?とやんわりコバヤツに釘を刺し、この後の一週間をどうすごそうか途方にくれたのでした。 ボーダーコリーと犬を預かる2 12/03/28(水) 一日目 3月17日の事。 そもそもさぁ、コバヤツは今、家には寝に帰ってきてるような仕事の仕方をしてるので、実質面倒見るのは100%私なわけでしょ? いやもうメンドクサイ奴だと思われてもいい!今すぐ電話して色々聞いてくれ!! あぁスタートが週末でよかった!とりあえず土日はコバヤツも協力してよね! と、飼主さんに電話したらまだ生後10ヶ月!?仔犬じゃん!呼び戻しも完璧じゃないのに、知らない人に名前呼ばれてくるわけがない。え、吐くの?胃腸が悪くて薬のんでる!?なんだよそれ!? そしてどうやら吠える犬らしく、無駄吠えのくせのある犬らしい。 やっぱり言っとかなきゃいけないことあるんじゃないのぉぉぉぉっ!? 興奮状態で制御できる感じが全くしないコロ助。 とりあえず預かった荷物の中身を整理すると、リードに異常な反応を見せる。あー・・・飼主さんの匂いがするからかな・・・しんみりする。 ベットのクッションの下にリードを隠して何とか安心してもらえないかなと様子を伺う。来てから3時間、やっとリラックスした感じでベットで寝てくれました。 でもまだトイレもしないし水も飲まない。ご飯の時間になってもフードを全く食べず、好物のオヤツをあげても見向きもしない。う〜う〜どんどん不安になる。 薬をあげる時ヨーグルトであげていると新たに聞いて、ヨーグルトをフードにまぶしてあげると半分だけ食べてくれた。薬ものんだのでとりあえずホッとした。 サークルから出すと匂いを嗅ぎまわって、カーペットにウンチとオシッコをした。するだろうとは思ったのだけど、別に良いのだ。初日だ好きにしたまえと思った。 なんとなく寄ってきてくれるようになった。どうやら抱っこ犬のようだ。自主的に膝の上にのるしのろうとする。ふふ、カワイイ。 夜はサークルに入れて私はそばのソファーで寝た。 たまにキュンキュウ言うぐらいで、たまに私の顔を見るぐらいで、朝の5時ぐらいまでおとなしく寝てた。ふふ、カワイイ。 ボーダーコリーと犬を預かる3 12/03/29(木) 二日目 3月18日の事。 ご飯はヨーグルトまぶしを完食。やった!水も器から飲む。やった! でも全くアイキャッチができない。止まってられない。そして結局トイレはペットシートにできない。ウンチョはトイレでしてくれるのですが、オチッコはそうはいかならしい。上手くトイレでしようとしてもどうしてもはみ出る。 ※結局ウチに居る間、一回も上手くいかなかった。 そしてトイレシートを噛み散らかす。どうやら勤務中はケージの中に入れっぱなしのようで飼主さんはいったいどう対処しているのだろう?謎だ? かけらを飲まないように無理やり口をあけて引っ張り出す。ティシュを箱から引っ張り出したりもする。飲まないように口を開け出す。小さいから口を開けるのは簡単だ。 朝方吐く。黄色い胃液かな。お腹がすいて吐いてるんじゃないだろうか? シートをイタズラした後なのでむせたんじゃないの?とか色々悩む。 ※ネテモと同じように夕飯を二回に分けたらそれ以来吐かなくなった。 そしてお尻を絨毯にこすり付けるような行動をとる。 あれ?ウンチョの調子はいいしなんだろう?とよく見ると玉々に擦り傷。 ありゃ!?どゆことだこりゃ?とよく見ようとすると、ギャウギャウギャウ!触られるのが嫌だったのか、豹変して手を噛まれる。血が出るほどではないが指に穴があく。しまった。そっか、威嚇はないんだ。そうだ基本はやはり私達は得体のしれない、デカイ知らない人間だ。怖いよね。不安だよね。ゴメン。ゴメンよぅ。 申し訳ないことをした。痛い。でもカーロに噛まれた時よりも痛くない。所詮2キロの小型犬だ。叱らずにサークルの中に入れて、「痛い痛いっヒドーイ」と演技して見せ、おとなしくなったらまたサークルから出した。よく知る犬と同じように、積極的に近寄ってきてゴメンネ。とご機嫌をとってきた。ふふ、カワイイ。 コロ助、なんとなくこのあたりから調子が出てきたようで、私の膝の上にいるときは、ネテモに吠えかかって威嚇するようになった。 それはダメよ。と軽く叱るが、気をそらして吠えるのをやめさせる程度で、なんていうか、私にもコバヤツにもこのあたりから「所詮小型犬だから」という、なんだろう、なめた感情がわいてきていたのだ。 コバヤツは「小さい犬に吠えられるとむかつくな。弱いくせに。」と言っていた。ひどい言い草だと笑って聞いた。 ネテモはコロ助と同室するのを嫌がり、指示しなくても二階から下りてこなくなった。 玉々の件、病院へ行く確認のために飼主さんに電話をかける。どうやら認識していたらしい。でもかかりつけの病院では気にするなといわれたそうだ。 でも、すりすりしすぎたら余計酷くなるんじゃないかな。とは思ったものの、コバヤツは病院へ行かなくても良いという。すりすり行動が酷くなってる気がするが仕方なく一日様子を見ることにして、なるべくやめさせるようにカギ束をガシャン!と鳴らす箱を作る。うん。やはり仔犬から目を離してはいけないものなのだな。 夜はまた一緒に寝る。少し落ち着きがなくなる瞬間があり、吠えてしまった。あわわ、夜中なのにっ それでもガシャンBOXを鳴らすとすぐ鳴きやんだ。よかった。とりあえずずっと吠え続けるようなことはしない。天罰方式有効のようだ。 そしてお隣には、前もって菓子折り持って「ご迷惑かけるかもしれません」と挨拶に行っていたので、なんとか「仕方ない」と思って一週間協力してもらえるよう期待して壁に向かって拝む。 そして一昨日あたりから鼻をグスグス言っていたコバヤツ。「具合悪いんじゃないの?」と何度も確認していたのに「鼻水が出るだけで平気だ。」と言い張っていたのですが、とうとう今日 「具合悪イミタイ。」 コバヤツの奴、風邪ひいて熱だしやがった。 自分の病状を言語化できない病人の看病も加わり、私のイライラはピークに達するのです。 続く ボーダーコリーと犬を預かる4 12/03/30(金) 三日目 3月19日の事。 コバヤツはやむなく仕事を休む。当然だ。大人しく寝ていろ。今日で治せ。 ネテモは二階でご飯を食べるようだ。うぅ、申し訳ない。でももうあきらめてネテモには我慢してもらうことにする。一週間だ頑張ってくれ。幸いコバヤツが寝たきりなので一緒に二階にいられる。 コロ助は、サークルからの脱走を試みるようになる。 ヨーグルト入りのご飯を完食。トイレは相変わらず上手くいかない。カーペットはもうしかたがないあきらめた。新しく買うことにする。 ちょこまかとついてくる。ぎゃ!間違って一度蹴ってしまった!!!すり足だったこともあって、ちょっと挟んだような感じだったけど私はとても恐怖した、私との体重差がハンパナイからだ!キャンとも何も言わなかったけど、ちょっと距離をとりこちらの様子を伺っている。 嫌われたかと悲しくなったが、すぐに忘れたみたいについてくる。気をつけないと。と改める。 私は他の人よりでかいので、普段も自分より小さいものに怪我をさえないよう動きには気をつけている。 ずっと前、バス停でバスを待っているときに、はしゃいで飛び跳ねている小さな子供が居ることに気がつけずに、時計を見ようとした腕で弾き飛ばしてしてしまったことがあるんだ。 私の腕と、子供の動きのタイミングが合ってしまってものすごく子供が飛んだんだ。 もちろん子供はぎゃん泣きしてるし、私はとてもごつい時計をつけていたのでかなりパニくったが、幸いお母さんが良い方で、顔を怪我したんじゃないかとオロオロする私に「飛びついたのは息子の方なので!スミマセン!アナタは大丈夫ですか?」と言ってくださったのだけど、コレは大きなトラウマになった。 このことから、私のような大きな人間に、小さな生物の行動がいかにか弱く危険なのか思い知った。時計や指輪をやめ、ヘッドフォンも動いている時はつけるのをやめた。なるべく人ごみは避け、小さな子どもが居る所ではなるべく止まって、立って歩かないようにした。でも家だったことで全く油断していたんだ。改めよう。より気をつけよう。そしてやはり小さい生物はなんて恐ろしいんだと思った。 嫌われたかな。と心配になったけど、コロ助すぐにいつもと変わらない態度に戻り仲直りできたようだ。 そして案の定すりすり行動がが酷くなったのでその度にガシャンBOXを鳴らして気をそらした。 でも、持ってきたオモチャで遊ぶようになる。 好きなのはゴムホースのようだ。ちょこまか動くのがカワイイ。ボールを追うときピョコタカするのがカワイイ。隙を見ては膝に乗ろうとする。ふふ、カワイイ。 「オスワリ」ができるようになる。名前を呼ぶとくるようになった。「フセ」ができるようになった。膝の上にオモチャを持ってくるようになった。一緒にテレビを見る。くっついて寝る。ふふ、カワイイ。 そしてだんだん、二階から降りてくるコバヤツとネテモに吠えるようになった。足音でわかるのか私は大丈夫らしい。 ガシャンBOXで吠え止むが、ネテモは階段の途中で止まり様子を伺うようになった。申し訳ない。コレはいけない。でも我慢してもらうことにした。 人間の食事中は注意が払えないので、コロ助にはサークルの中に入ってもらっていた。 ネテモがコバヤツについて降りてきたのでいつもの通り納豆のおすそ分けをした。 コロ助がサークルの中でジーっとその様子を見ているのを「後ろめたいねぇ」なんて話しながら。 そして夜の寝る前、事件は起こった。 ネテモは二階にいたが、コロ助はサークルの中にいた。すりすり行動は明らかに回数が増え、ガシャンBOXをならされる回数も増えた。玉々の炎症も明らかに前日より悪化している。きっと行動が原因に繋がっている。コレでは酷くなる一方なので明日は絶対に病院に連れて行く。 コバヤツの言うことも飼い主さんのことも知るもんか。とコバヤツと言い合っていた。 と、コロ助がベットの下からリードを掘り出してクチャクチャしだした。コレはイカン。と扉を開けたが、執着していてどうやらわたしてくれる気はない。こりゃ手を出したら噛むな。と思ったので、オモチャのゴムホースで遊ぶフリをして、なんとなく絡め取ってリードを手の届かない所にしまう。 そして出したついでに、「こんなに酷いんだよ」と嫌がるコロ助をいなして玉々を見せる。 多分このときにもう色々たまっていたんだ。 私たちの隙を突いて、テーブルの上にまるめてあった鼻かみティシュを パク っとくわえた。 瞬間捕まえて「イケナイ!」と言って口から出そうとした。 豹変してまた指を噛んだ。 一回目に噛まれた時と同じ感じだったのだけど、アレはまだ本気じゃなかったんだ。 痛みを感じる暇もなく、血がダラダラダラーとあふれ出た。 瞬く間にズボンと床に血溜まりができた。 噛んだおかげでティッシュを放したので、汚れてない方の手でティシュを奪取して、血がかからないようにコロ助を遠ざけようとする。 そして猛省した。ただただ申し訳なくて涙があふれた。 ちょっと仲良くなって、私はまんまと調子に乗ったのだ。 ゴメンナサイ ゴメンナサイ と泣きながらあやまって、人の手が怖くなっちゃったらどうしようっ!!と恐怖した。 あふれる血と涙でコロ助が汚れないように、コロ助を左手で遠ざけようとするのだけど、ものすごく血に興味を示して血溜まりに来ようとする。 何とかサークルに入れて泣きながら手を洗って着替えてカーペットタイルを変え、サークルの扉を開けると、コロ助はすぐ出てきた。左手を差し出すと擦り寄ってきてぺロっとなめた。すぐグリグリしても嫌がらず、いつものように手にじゃれ付いてきたのでとりあえずホッとした。 コバヤツがどん引いて救急道具を探しにウロウロしていた。 手を引かない訓練はカーロで身についていたようで裂傷にはならなかったので良かった。一箇所だけ牙が貫通した場所があって、どうやらそこからたくさん血が出たらしい。 コロ助にはなるべく穏やかに接していたツモリでいた。 でもほとんど理解してなかった。どんなに私達が恐いか、どんなに不安な環境なのか。 寝る前の間二人きりで少し遊ぶ。一生懸命ご機嫌をとっているようで今までしなかったのにペロペロ顔をなめるようになった。 いきなり連れてこられて、知らない家、知らない人、知らない犬。どんなに不安で怖い思いをさせてしまったんだろうとまた泣けてきた。申し訳ない。申し訳ない。 膝の上で寝てしまったので、しばらくこのままにして自分から起きてサークルの中に戻るのを待ち、今夜はそのまま扉を閉めて寝ることにする。 その日もソファーで様子を見ながら寝た。 続く |